4×5の時代からブロニーの時代へ

写真館の昔話です。
デジタル以前、フイルムの時代の話。
4×5(しのご)と呼ばれた大型カメラで1枚、1枚写真を撮っていた頃に
業界で「カジュアル写真」なるものが一つの大きなウェーブになりました。
35ミリフイルム36枚撮り、通称「さぶろく」1本連写し、
それを商品化しようとした当時としてはかなり大胆な試みでした。

悩ましい問題

連写なんて誰でも出来そうなものですが、どっこい、難しいものです。
でも、それは技術的なことなのでここでは省略します。

さて、36枚連写する事ができたとします。
同時プリントして36枚プリントが上がりました。
悩ましいのはここから先なのでした。

まずカメラマンがそれを見て良く撮れたと思うものを選びます。
写真の裏に印をつけ、特にベスト3には◎をつけるのです。
それをシャッフルしモデル、あるいはお客様に見てもらうとどうなるか・・。

取り組み始めた当初はカメラマンの予測がことごとく外れるのでした。
少なくとも私の場合はそうでした。
一番嫌われるのがカメラを見つめての「にこぱち」
にこっとしたところでパチリの写真です。

それまで「にこぱち」を撮るために、いかに訓練してきた事か・・・

カルチャーショックから生まれたもの

でも、何度か繰り返してゆくと確率がよくなり、
お客様の求めている写真に気付くようになるのでした。

お客様に写真を選んで頂く、今では当たり前のシステムがこうして生まれたのでした。

カジュアル写真は高度の技術が必要な上に、
労多くして利益が上がらない側面があったので結果的には定着しませんでした。
しかし、そこからは計り知れない成果が生まれました。

次第に、4×5からブロニーの時代になって行きます。

これ以上書くと長くなりそうなので

七五三動画を紹介

 

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