金のワニ皮調の七五三衣装です。
昔なら考えられなかった柄ですが、最近はどんなデザインの衣装でも驚かなくなりました。
可愛いかどうか、似合うか似合わないか、好きか嫌いか、そんな基準で選ばれるようになったように感じます。
もちろん、古典柄の伝統着物も不動の根強い人気があります。
これは七五三に限らず成人式の振袖も卒業の着物と袴も同じ傾向のようです。

振り返ればちょうど今成人を迎えられる世代が七五三だった頃、「ジャパンスタイル」や「松田聖子」などのブランドが全盛でした。
当時の七五三は目新しいものが大ヒットし怒涛のごとく新ブランドが登場した時代です。
和服業界の一種の革命だったかもしれません。
その世代が今成人式。
振袖のデザインが百花繚乱で今かなり熱いのも、その逆にお母さんの振袖（ママ振り）が見直されているのもそんな時代の流れなんですね。

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このブログでは恒例の二十歳のVサインです。
思い返すともう25年以上前からやっていることになります。
ということはお母さんも二十歳のVサインをやっていて、その娘さんが成人式ってこともあるのだと改めて思いました。

ふと思い出して古い資料を引っ張り出してみました。
今でこそ当たり前の「前撮り」や「モニターで選んで作るシステム」ですが、当時は業界全体としては一般的ではありませんでした。
そこで、すでに取り組んでいる全国の写真館から事例収集して冊子にしたものです。
発行日を見れば1993年7月1日。
つまり、25年前。

記事を一部引用してみると・・

ある日突然、何の前触れもなく「バイクに凝っている20歳の女のコが、振り袖でメットを持って写真を撮ったらどうだろう」と思い浮かびました。
この思い付きは私をワクワクさせました。
例えば、テニスに熱中している人はラケットを持って、例えば、バンドを組んで日頃バンバンやっている娘は汚れたGパンの仲間に囲まれて一人だけフリソデで・・・。

なんか格好を付けた文章で恥ずかしいのですが、そんな中からハタチのVサインも生まれたのでした。
でも、進歩していないといえばその通りですね。

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