成人式前写しシリーズです。
今では成人式前写しも普通になりましたが、以前は成人式当日撮影がほとんどでした。
なぜなら当日撮影も前写しも出来上がりにそんなに差がなかったからです。

写真館の歴史（その1）4×5の時代

成人式写真の流れ（写真館の歴史）を振り返ってみましょう。
今の成人式を迎えられるお母さんの、もうちょっと前の世代まで遡ってみます。
その頃の成人式写真は定型ポーズの写真が多かったと思います。
それは、カメラやフイルムの性能からくる当然の成り行きでした。

綺麗なカラー写真をプリントするにはフイルムの粒状性の限度から大型カメラが必要でした。
4×5（しのご）と呼ばれる4インチ×5インチサイズのカメラが主流でした。
使い方はそれ以前の白黒時代の旧型カメラとほぼ同じです。

(1)レンズを開けたままにしてピントを合わせる。
(2)ピントを固定したらレンズを閉じる。
(3)絞りやシャッタースピードを設定しシャッターをセットする。
(4)フイルムをセットする。
(5)シャッターを切る

連写など出来る訳がありません。
しかも、一発必中が求められます。
ポーズをつけ、ライティングを設定し、カメラをセットし
「さあ、これから写します」
といった雰囲気です。

長くなりそうなので、今日はここまで。
続きは後日。

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