前回の続きです。
成人式写真の歴史を振り返っています。
1枚1枚フイルムをセットしてから写す大型カメラから、連続して撮影出来る中型カメラの時代へと移行します。

写真館の歴史（その2）ブロニーの時代

ブロニーとは6センチ幅のロールフイルムです。
以前からあったのですが時代とともに粒状性が向上し、大型カメラの4×5（「しのご」と呼びこちらの単位はインチ）に対抗できるようになってきました。
6センチ幅のフイルムを何センチで区切るかによって様々なカメラがありますが、写真館では6×7や6×8が主流になりました。
なお余談ですがこちらの単位はセンチなので4×5よりも小さいのでした。
余談の余談でいうと24×36カメラがあってこちらの単位はミリ。
さらに小さいのですが、現在のプロ仕様デジタルカメラのほとんどがこちらのタイプになっています。

さて、話を戻せば、1カットあたりの単価の軽減もさることながら、 一番の変化は連続して撮影出来るようになったことです。
一発勝負ではなく、表情に合わせてシャッターが切れます。
写真をお客様に選んでもらうセレクト制度もこの頃に生まれました。
表情を選んでもらう制度から多ポーズ化への流れは瞬く間でした。
ちょうど今の成人式のお母さんの世代の前後の頃の話です。
ようやく成人式の前撮りが出来る環境が整いました。

でも、現在のように前撮りが普通になるにはまだ時間がかかります。

今回も続きは次回にします。

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